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冬はなぜ風邪やインフルエンザが流行するの?
2019-11-11
こんにちは。初雪も降り、冬が近づいて来ましたね。
今日は乾燥とウイルスの関係についてお話しします。
一年のうち、もっとも空気が乾燥するのは12月~2月と言われ、相対湿度は50%前後にまで下がります(年間相対湿度の全国平均は70%)。 冬でも相対湿度が50%なら、一見理想的な湿度が保たれているように思えますが、これは屋外の湿度です。冬は暖房するため屋外と屋内の温度差が大きく、温度が上がるほど湿度は下がるので、冬場の室内は低い湿度になってしまい、そのために乾燥するのです。
乾燥によって肌のバリア機能が衰えると、肌のはりやつやが失われるだけでなく、かゆみに悩まされることにもなってしまうので早めのケアが大切です。
また風邪やインフルエンザにもかかりやすくなります。
○なぜ風邪やインフルエンザは冬に流行するの?
風邪やインフルエンザの原因はウイルスの感染によるものです。
これらのウイルスは水分を含んでいます。この水分が乾燥した空気にさらされ蒸発すると、ウイルスは軽くなり、私たちの身の回りを浮遊しはじめるのです。
さらに、冬の寒さで体温が下がると、体の抵抗力が弱り、空気中に浮遊しているウイルスが口や鼻から体内に侵入しやすくなり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなると考えられています。
風邪やインフルエンザの予防には「乾燥対策」を行うことが大切です。
○湿度をこまめにチェック
暖房を使うと室内の湿度は外よりも低くなり、さらに空気が乾燥します。湿度計などを使って、こまめにお部屋の湿度をチェックして適切な対策をすることが大切です。
○適度な湿度でウィルスと結露を防ぐ
室内の湿度は50~60%を保つのがおすすめです。湿度が40%を下回ると、ウイルスが浮遊しやすくなり、一方で加湿しすぎると結露の原因になってしまいます。濡れタオル等を活用する方法も手軽でいいですね。
○小型加湿器を活用
寝室、子供部屋などスペースが限られた場所や、オフィスなど自分で湿度を調節しにくい場所での乾燥対策は、電気を使わない小型加湿器などを活用するのがおすすめです。
これからの季節、暖房を使う機会が増えてきて乾燥しがちです。この時期から早めの対策をして元気に過ごしましょう。