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冷え症
2021-03-04
こんにちは。
まだまだ寒い日が続いていますね。
冬は特に辛い手足の冷え。
今回はそんな手足の冷えについて触れたいと思います。
冬場にある程度手先や足先が冷たくなるのは、当然のことです。ところが外気温によって冷やされる程度ではなく、手と足の先端がかなり温まりにくく、慢性的に冷えているような感覚があるときに、冷え症と呼びます。
冷え症は、本来はたらくべき体温調節機能がうまく機能していない状態であり、主な原因として、次のようなことが考えられています。
・自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活などにより、体温調節の命令を出す自律神経がうまく機能しなくなります。また、常に室内の空調が効いていると、室内外の温度差が激しくなるため、自律神経の機能が乱れます。
・血液循環の悪化
貧血、低血圧や血管系などの疾患がある人は、血流が滞りがちになります。
・筋肉の量が少ない
女性は男性に比べて筋肉が少ないため、筋肉運動による発熱や血流量が少ないことも、女性に冷え症が多い原因の一つと考えられています。また、女性だけではなく、運動不足の人も総じて筋肉量が少ないため、冷えやすくなります。
・女性ホルモンの乱れ
ストレスが多かったり、更年期になったりすると、女性の心身をコントロールする女性ホルモンの分泌が乱れ、血行の悪化などを促進することがあります。
対策方法
・ゆったりした呼吸法を取り入れて
日ごろあまり意識されないかもしれませんが、仕事やストレスにより呼吸が浅くなってしまいがちです。ゆったりとした気持ちで自分だけの空間で腹式呼吸を1日15~20分行うと、自律神経のバランスが整いやすくなります。湯船につかりながらリラックスして行う形でも良いでしょう。
・入浴はシャワーで済ませず、湯船につかって
シャワーでは体表しか温まらないため、深部を通る血流を促進するにはやはり湯船に浸かることが大切。心地よいと思う湯温でじんわりと、少し汗ばむくらいまで、を目安に。
・甘いもの、冷たいものは控える
糖、特に精製された砂糖は摂り過ぎると体を冷やすと言われています。また、冷たいものの摂り過ぎも胃腸の消化活動を抑え、エネルギー源となる栄養の吸収が妨げられたり、自律神経のバランスを崩したりする原因となるため、冷えが気になる人は控えましょう。
・大きな関節を動かす
肩や股関節といった体の中でも大きな関節には、大きな筋肉や小さくても多くの筋肉がついており、血管も密に張り巡らされているため、こまめに動かすことで効率よく血流が促されます。