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花粉症対策
2021-05-01
こんにちは。
5月になり、気温が暖かく過ごしやすくはなったものの、花粉症の方にとっては辛い季節だと思います。
今回は花粉症の対策方法について紹介していきたいと思います。
●花粉症と主な症状について●
花粉症は、スギやヒノキなどの花粉を吸い込んだりすることで起こるアレルギー症状のことです。
現在、日本人の4人に1人が花粉症だといわれています。
花粉は本来、人にとって無害なたんぱく質ですが、免疫システムが誤作動して異物と認識することがあります。
その場合、異物(花粉)を攻撃する抗体がつくられ、本来は起こらないはずのアレルギー反応が起こり、それが原因で鼻炎や結膜炎の症状が出ます。
それ以外に、頭痛やだるさなどの症状が出る場合もあります。
●花粉症対策●
・マスクを着用しましょう。
マスクを着けることにより、吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を少なくさせる効果が期待されています。
・コンタクトレンズを使っている方は花粉の時期はなるべく眼鏡を使いましょう。
花粉症の方がコンタクトレンズを使うと、アレルギー性結膜炎が発症・悪化する恐れがあります。
目を洗浄するものもありますが、目の表面のうるおい成分や、免疫機能を持った成分が洗い流されてしまうので使いすぎには注意です。
・鼻うがいをしましょう。
鼻うがいには、鼻をかんでも出にくい粘り気のある鼻水や、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質を取りのぞく効果があるといわれています。
鼻うがいをするときは生理食塩水もしくは、市販の鼻うがい用のものを使用すると良いでしょう。
◆生理食塩水で行う鼻うがいの仕方◆
生理食塩水とストローとコップがあれば鼻うがいを行うことが可能です。
1.コップに500ccの0.9%食塩水を入れ、ストローをさします。
※この時に使う食塩水は、1度沸騰させ、温度がぬるくなったものにしてください。
2.片方の鼻の穴を指で押さえながら、もう片方の鼻の穴からストローで先程の食塩水を吸い込みます。
吸い込む際、食塩水を飲み込まないようにしてください。
3.ストローから鼻をはずして、吸った鼻の穴から食塩水を出します。
これを反対の鼻の穴でも行います。
・酷い場合は我慢せず、アレルギー用の薬を服用しましょう。
医師が患者さまの症状を聞き、その人に合った薬を処方してくださるので、病院への受診がおすすめです。
どうしても病院受診が難しい場合は、ドラッグストアなどで売っている市販薬を使うと良いでしょう。
●花粉対策できる食べ物●
花粉対策におすすめの食べ物をご紹介いたします。
花粉対策には、乳酸菌・ポリフェノール・ドコサヘキサエン酸 (DHA)・エイコサペンタエン酸を摂ることがおすすめです。
これらの成分を毎日少しずつ食べ続けると、
症状の緩和が期待できます。
・ヨーグルト
腸内環境を整えてくれる乳酸菌がたくさん入っていますし、味の種類も豊富なので飽きずに食べることができます。
ヨーグルトは、花粉症が始まる3か月ほど前から毎日食べると良いと言われています。
・チョコレート
チョコレートにはカカオポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには、花粉症を緩和する効果があると言われています。
チョコレートを食べた人と食べなかった人を比べた研究によるとチョコレートを食べた人は、
花粉を攻撃する抗体ができにくくアレルギー症状を引き起こす
ヒスタミンが放出されにくい・アレルギー症状が悪化しにくいという結果が得られたそうです。
・青魚
サバやイワシなどの脂に含まれる、エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸(DHA)
これらの成分に、アレルギー症状を引き起こすロイコトリエンの放出を抑える作用があると言われています。
・梅干し
毎日梅干しを食べている人は、アレルギー症状が少ないそうです。
梅干しに含まれるにおい成分のバニリンが関係しています。
1日にたくさん食べるのではなく、1日1個程度で良いようです。
逆に、花粉症の方が食べると悪化に繋がる食べ物もあるので、要注意です。
・トマト
スギ花粉症の人がトマトを食べると、唇が腫れることがあります。
他にも口の中がピリピリしたり、のどがイガイガしたりすることもあるのでスギ花粉症の方は注意が必要です。
悪化に繋がる理由は、スギ花粉に含まれるたんぱく質と、
トマトに含まれるたんぱく質が似ているためです。
・メロンとスイカ
イネ科植物の花粉症がある人は、メロンやスイカで口腔アレルギー症候群を起こすことがあります。
メロンやスイカを食べると、唇が腫れる・口の中がピリピリする・のどがイガイガするなどの症状が出る場合は、
口腔アレルギー症候群の可能性があるので、一度病院の受診をおすすめします。
以上が花粉症対策になります。
今回紹介したものを参考に、花粉症対策を行ってみてください!