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ブルーライトについて
2022-11-01
徐々に緩和されつつあるコロナ禍ですが、このコロナ過でテレビ・PC・携帯を使用する時間が増えたり
ゲームをするようになった方は少なくないのではないでしょうか?
そこで電子機器等から発せられるブルーライトについてお話ししたいと思います。
【ブルーライトとは】
光の中の青色の光線のことを言います。
光には大きく分けて「目に見える光」と「目に見えない光」の2種類あり、目に見える光を「可視光線」と呼ばれています。
光には波長があり、人に見える光は380nm~780nmの波長のみとなっております。
この波長の範囲が可視光線となります(画像PDF参照↓)
【ブルーライトについて】
ブルーライトは「パソコンやスマートフォンなどから発せられる光」と思っている方が多いのではないでしょうか?
確かに、ブルーライトは液晶画面と呼ばれるものや電気のLEDから発せられていますが、実は太陽光にも含まれています。
その太陽光をあびることにより体内時計を整えてくれる重要な光となっております。
網膜には、体内時計(サーカディアンリズム)をコントロールする役割を持っている視細胞があります。
この細胞はブルーライトの波長と同じ460nmの光にのみ反応しており、太陽の光に含まれるブルーライトを日中に浴びることで、
体内時計を整えることが出来ます。体内時計が乱れると睡眠障害などが起こり、健康に影響がでてしまいます。
つまり、ブルーライトは健康でいるために非常に重要な光ということになります。
ですが、パソコンやスマートフォン、LED化により暴露量の増加や
浴びる時間帯によっては人の体に影響を与えてしまします。
【影響による症状や理由】
頭痛や肩こり、睡眠リズムの崩れや睡眠不足からくるイライラなど。
ブルーライトを浴びると目が覚めるという性質があります。そのため、夜にブルーライトを浴びると体が目覚めて、
睡眠リズムが崩れてぐっすり眠れなくなったり、翌朝の目覚めが悪くなったりすることがあります。
寝る前にスマートフォンを見るのを控えた方がよいといわれるのはこのためです。
さらに肌老化や色素沈着によるシミの原因になるとも言われております。
【影響を緩和する方法】
・パソコンやスマートフォンの使用時間を減らす。
使う時間が長くなればなるほど、影響もその分大きくなる。
・パソコンやスマートフォンの連続での使用をやめる。
目の疲れを緩和させるために画面を見ない時間を作る。1時間作業したら15分休憩をすることが推奨されています。
「20⁻20⁻20」ルール
ニューヨークタイムズで紹介された休息方法のことです。
20分ごとに、20フィート(約6m)先を20秒見て20回まばたきするというもの。
眼のピント運動を行うことで、ブルーライトによって蓄積された負担を軽減させることができます。
・ブルーライトカットメガネやディスプレイカバーを使用する。
画面からのブルーライトの影響を軽減するために眼鏡やディスプレイカバーが市販されています。
・部屋の照明やディスプレイの輝度を変える。
部屋を明るくし、画面の明るさを抑えるようにしたり、照明などのグレア防止の照明器具を使うなどして目の疲れをやわらげる
・目薬を使用する
・ビタミンCやビタミンEを含む食べ物を摂る
・ルテインを含む野菜を食べる
ほうれん草、人参、トマト、カボチャ、玉葱、梅、生姜、ニンニクなど緑黄色野菜に多く含まれています。
最後に不眠予防のためにブルーライトカットを使用するのは一定の意味がありますが、眼精疲労と眼球障害予防のために
ブルーライトカットを使用するのは意味がないとされているそうです。
逆に日常からブルーライトカットを使用していることで目に悪影響がある可能性も指摘されています。
ブルーライトをカットしようと必要十分な太陽光を浴びなかった場合、
遠くが見にくくなる近視が進んでしまうとされています。(これはバイオレットライトの話になりますので割愛。)
必要に応じてブルーライトをカットしていく生活をしていきましょう。