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花粉症について
2023-03-01
花粉が気になる季節となってきました。
みなさんのまわりにもくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど
辛い症状にお困りの方がいるのではないでしょうか。
花粉は1年中飛んでおり、季節に関係なく花粉症に悩まされている方が多くいます。
ぜひこちらの記事を参考に対策してみてください。
花粉の種類、症状の特徴を簡単にご紹介します。
①ハンノキ
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」など。
症状が悪化すると鼻づまりによる「頭痛」や「倦怠感」も覚えるようになります。
特に注意しておきたいのは口腔アレルギー症候群(OAS)を併発する可能性があることです。
口の中や唇にしびれやかゆみの症状が現れることで、中にはアナフィラキシーショックを起こす方もいます。
②スギ
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」「咳」「肌のかゆみ」など。
国内で最も多いのがスギを原因とした花粉症になります。
③ヒノキ
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」「咳」「肌のかゆみ」など。
スギ花粉と合わせてヒノキ花粉を持つ方は症状が重くなることもあるため、
十分な予防が必要となります。
④シラカンバ
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」など。
症状が悪化すると鼻づまりによる「頭痛」や「倦怠感」も覚えるようになります。
特に注意しておきたいのは口腔アレルギー症候群(OAS)を併発する可能性があることです。
北海道、東北のみで飛散する花粉です。
ハンノキとシラカンバの2種は抗原である花粉が似ているため、シラカンバ花粉症を発症する方は同時にアレルギー症状を引き起こすこともあります。
⑤イネ
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」など。
イネ科のアレルギーをお持ちの方は喘息などの呼吸困難、蕁麻疹といったアナフィラキシーを引き起こすこともあります。
⑥ブタクサ
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」など。「目・鼻・喉のかゆみ」を伴うケースもあります。
低い位置で生息しているため、風によって花粉が遠くまで飛散されることはありません。そのため、基本的には植物に近づかなければ予防は可能です。
⑦ヨモギ
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」など。「目・鼻・喉のかゆみ」を伴うケースもあります。
全国的に注意が必要な植物となります。
⑧カナムグラ
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」など。「目・鼻・喉のかゆみ」を伴うケースもあります。
道端など日常生活圏でも生息する植物のため、散歩やジョギング中に花粉を吸い込み花粉症を発症するケースもあるので注意が必要です。
花粉症対策でできること
①薬を使用
花粉症の症状を抑えるためには、アレルギー性の症状に適した治療薬の摂取が有効です。
残念ながら花粉症の症状を完全に抑える薬はありません。
症状を適切に軽減させるため、花粉症のそれぞれの症状に合わせた薬を選ぶようにしましょう。
②花粉が飛ぶ日を把握する
特定の条件の日に飛散しやすいため、その日の外出を避けるのも効果的です。
・気温が高く湿度が低い日
・風の強い日
・前日に雨が降った日
・晴れた日の昼過ぎ
・晴れた日の日没ころ
反対に夜間や雨の日、気温が低い日は花粉が飛びにくいため外出するときは
その条件に合った日に済ませておくのがよいでしょう。
③治療を行う
・アレルギーの根本的な治療方法に「アレルゲン免疫療法」があります。
アレルゲンを含む治療薬を適切に摂取することで体を慣らし症状を緩和、もしくは完治させることが期待できます。
・スギ花粉に対しては舌の下から薬を摂取する「舌下免疫療法」があります。
スギ花粉のシーズン以外の季節も継続してスギ花粉の抗原を摂取していくものです。
大量の抗原を取り入れるとショック症状を引き起こす場合もあるため、3~5年にわたりゆっくりと体を慣らしていくことが必要です。
花粉症は日本人の25%が発症している国民病であり、今なお増加傾向にあります。
一度発症してしまうと治療は簡単ではなく、完治も難しいとされています。
アレルギー反応がでる花粉のシーズンに適切な対応をし、免疫力を高めるよう習慣を
身につけることができればその症状を緩和させることが十分可能です。
花粉症シーズンに向け今から生活習慣を見直し、免疫力を向上させ快適に過ごせるよう対策を進めていきましょう。