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入浴の大切さについて
2023-09-01
皆さんこんにちは。
9月に入り日も短くなり、夜も涼しさを感じられるようになってきましたね。
さて、肌寒くなってくると体を芯から温めるために入浴の習慣が戻ってくる時期ではないでしょうか。
季節問わず入浴は大事ですが、どうしても夏は入浴を控えてシャワーで済ませていた方、多いのではないですか?
そこで、入浴の大切さについて紹介したいと思います。
◇入浴により得られる効果◇
①疲労回復、リラックス効果:42~43℃の熱めのお湯に入る。
入浴により体温が上がり新陳代謝が高まることで、溜まった老廃物や疲労物質が体外へと排出されやすくなり、血液によって身体の隅々まで酸素や栄養素が運ばれるため、身体がスッキリして疲れなどが和らぎます。
また、肩や腰の痛みの原因は筋肉が緊張して起こるため、入浴によって筋肉や関節部の緊張がほぐれることで改善が期待できます。
②血流改善:40℃前後のぬるめのお湯をたっぷり入れて、肩までつかる。
入浴によって身体に水圧がかかると、皮下の血管にも圧力がかかります。
ポンプのように血液が押し出され、心臓の動きが活発になるので血流やリンパの流れが改善します。
血流の改善は冷えの解消にも効果的なので、慢性的に冷えに悩んでいる方にも入浴はおすすめです。
③新陳代謝が高まる:40℃前後の、ややぬるめのお湯につかる。
新陳代謝が高まるとお肌の調子が良くなります。
また、新陳代謝が上がった状態は、運動前のウォーミングアップをしたときと同じ状態です。
運動前に入浴し、身体を温めれば、怪我などもしにくくなるでしょう。
④良質な睡眠に繋がる:38~40℃のぬるめのお湯に、ゆっくりつかる。
眠りにつくときに深部体温(脳や内臓といった身体内部の温度)が下がり、この働きによってスムーズな入眠と快適な睡眠が得られます。
何もしなくても自然に体温は下がり眠くなりますが、入浴によって深部体温をちょっと上げることで入眠をスムーズにし、良質な睡眠を得ることが可能です。
入浴は、就寝する1~2時間前に済ませておくと良いでしょう。
良質な睡眠には、皮膚温度が高く、深部体温が低くなることが理想です。
入浴することによって皮膚の血流を良くし、皮膚から熱を放散させて深部体温を下げることで、夜はぐっすり寝ることができるのです。
◇入浴の際の注意点◇
入浴する際は、温度設定に注意しましょう。
疲労の解消やリラックス効果などの温熱効果は、体温より高い温度で、一定の時間入浴しなければ意味がありません。
お湯の温度は体温よりも高い38~40℃ほどが理想で、入浴時間は10分程度が目安です。
42℃以上のお湯につかると交感神経が優位になります。交感神経は強い緊張状態になったときに働く神経であり、シャキッとしたいときには効果的ですが、リラックス効果は得られません。
入浴することにこれだけの効果があるそうです。何より、温度や浸かっている時間が目的によって重要になってくるようです。
夏だから湯船に浸からなくてもいいというわけではないことがわかりますね。
これから秋に移り変わるにつれて寒暖差が激しく、あっという間に冬が訪れます。毎日の入浴の参考になれば幸いです。